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【物件選び】よりいい物件を求めて迷ってしまう場合

意を決してマイホーム購入するとなると、「妥協したくない」「失敗したくない」「よりいい物件を見つけたい」「いい物件を安く手に入れたい」と思うのはごく自然なこと。

高い買い物だし、大きな決断でもあります。予算を決めて、いざ実際に物件の見学に行けば、予算で収まる物件理想と現実のギャップを感じるケースも多いことでしょう。

これまで多くの人をみてきて、自分たちの予算と求めているイメージに近い物件の間には1,500万円~2,000万円の価格差があるようです。そのため、もともと理想のイメージと現実には少しズレが生じる、ということを先に覚悟しておくことからスタートするといいかと思います。

ジワジワと予算が上がっていったり、エリアが広がったり、そんな迷走状態(敢えて迷走と呼んでいる)に陥ってしまうと、何を基準に選んだらいいのか分からなくなってしまった、ということも実際には多く見受けられます。

自分に最適な物件を見つけるために知っておきたいこと

予算を上げればどんどん物件は良くなります。
じゃあ、予算を上げればいいのか。そう思ってもキリがないでしょう。
ご主人の年収が恨めしく感じるのか。これも問題点からズレてしまいます。(ご主人はこの先何十年と、住宅ローンの重責を背負うのですから・・・)

実際のところ、例え予算が1億円あったとしても、”100%満足のいく家は手に入らない”と思っておくのが正解と言えます。どこかしら妥協が必要になるのですから。

この問題のパターンの多くは、”自分がブレてしまう”ことが大きな要因と考えられます。

自分の理想だけじゃない!ブレてしまう原因1.

実際に物件見学に行きだすと、「もうちょっと予算を上げたらどうなんだろう」と思うことも当然ですし、またせっかくの滅多にない機会だからと興味本位で高価格帯の物件を見学する人もいらっしゃいます。

その結果、
いきおいで背伸びしてしまい、その後の住宅ローンの返済で生活が厳しい。
いい物件を見れば見るほど落ち込んでしまった。
という結果になりがちです。

事前に無理のない予算設定で、予算を上げられるレンジがあるなら良いのですが、ただの興味本位後学のためと思うなら、これはやめておいた方が無難です。

自分の理想だけじゃない!ブレてしまう原因2.

またブレてしまう原因のもう一つに、第三者からのアドバイスや意見に左右されてしまうことがあります。

例えば、ご両親や友人などの先輩がたから経験談を基にアドバイスを聞かされたり、不動産の担当者から進められたり判断を迫られたりするうちに、だんだんとその波に呑まこまれていってしまう、そんな状況にも陥ることもけっこうあります。

もしもご両親と同居だったり資金援助もしてもらう場合には、それなりに意向を取り入れたり、お互い妥協点が必要になるかと思いますが、もしそうではない場合は、是非ブレることなく、流されることなく、初心にかえって自分たちが納得したものを選んでほしいと願っています。

納得できる家を見つけるポイント①

物件の見学に行く前の段階でやっていただきたいのが、購入の動機と目的。

・何故、家を購入しようと思ったのか。
・購入して、どんな暮らしを送りたいのか。


ここをまずハッキリさせておくことで、物件見学にいっても該当しないものは見ない、とブレない軸を持つことが迷走しないコツの一つです。

納得できる家を見つけるポイント②

二つ目は、ちょっと難しいかもしれませんが・・・
自分のライフプラン+動機と目的によって、どんな視点で物件を選ぶべきかが違ってきます。

購入動機と目的によってタイプが見えてくる

例えば、
理想の間取りやリノベーションをしたいなら、中古物件もしくは設計から携わる注文住宅で考えるといいですし、住宅費という固定費を抑えたい!というのなら、築年数が経過して相場の下がった物件や、相場に合うエリアなどで絞り込むこともできるし、資産性を重視したい場合は、人気や需要の落ちにくい物件を選ぶようにするといいでしょう。

①どのタイプに当てはまるのか
②また、どれくらいの期間で住むことを考えているか


期間もまた重要なポイントです。
期間によっても住宅ローンの組み方や物件の選択も大きく変わります。ここを誤ってしまうと、住み替えが必要になったときに「売りたくても売れない」状況が生じる可能性もでてきます。

上記の2点を落とし込んで絞り込むことで、ブレずに、迷走せずに、自分に合った物件を探しやすくなります。

物件供給過剰の今、より的確な物件選びが必要

最近は新築の分譲マンションでさえ、販売当初から短期間で1,000万円単位で価格が下がったり、高額帯の物件では僅か半年程で4,000万円~5,000万円まで下がるケースも増加している傾向にあります。

これから人口減少が進み、より物件が余ってくる状況を考えても、”いざという時は売却しやすい(=換金できる)物件”を選ぶのも賢明ですし、それ以上に”自分たちの持てる範囲の中でベストを尽くす”ことも大事でもあり、実は醍醐味でもあるのです。

足し算ではなく引き算がおすすめ

実は上記のタイプはどれもがメリットもあり、またデメリットも存在します。
資金をつぎ込み、理想の家を入手したとしてもデメリットもあるものです。

そのため、”あれもこれも”と足し算することは、予算は上がる一方でキリがないばかりか、どんどん欲がでてきたり、かけた分だけの価値を享受できることは、また別のこと。野毛

購入当初の「動機と目的」を考えて、そのために”一番大切なこと、優先したいこと、なくてもいいもの”まで落とし込んでいく引き算をして、最低限の必要条件を満たす物件をピックアップしていき、諦めたものや欲しいものは、後から時間をかけて自分たちで創り上げて理想に近づけていくことがおすすめです。

自分たちに「こうしたい!」という想いを担当者に伝えて共有してもらうことで、自分たちの意向プラスαのアドバイスをもらえる確率が格段にあがりますよ。いい物件と出会えますように・・・!

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