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【賃貸VS購入】家を買うのと借りるのとどちらがいいか

家賃を払って賃貸に住み続けたほうがいいか、それとも購入したほうがいいか悩んだら、一度立ち止まってみるのがおすすめです。「自分はどうしたいのか」、「どうなりたいのか」、「どう思うのか」。そんなモヤモヤした考えをスッキリさせるには『この先の見通し』と『シミュレーション』をするといいでしょう。

◆ 目次 ◆


家の購入のきっかけは人それぞれです。

  • 友達がマイホームを購入した
  • 毎月家賃を払うってもったいない気がしてきた
  • 購入するメリットって何があるのだろう

大切なのは、きっかけ=シグナルなこと。そのままスルーするか、それとも一度立ち止まって判断するか。数字を視覚化してみれば現状を認識できる上に、「保留」「準備」「行動」の判断がつきます。

内容に入る前に、世間のみんなは持ち家(マンション含む)のことをどう思っているのかをみてみましょう。

賃貸のままで構わないと思っている人の割合

⇒⇒参考:平成30年度「土地問題に関する国民の意識調査」(国土交通省)

これによると、「借家(賃貸住宅)でも構わない」と回答した人の割合は17.8%で、「所有したい」と回答した人の合計は79.5%と大きな開きがあるのがわかります。(2.8%が「わからない」という回答)

世間では”所有したい”と思っている人のほうが明らかに多いようです。

だからといって、あなたはあなたなりに納得のいく選択をしたいですよね。
どちらにもメリットデメリットがあるので、まずはどちらに賛同気味なのかをみてみましょう。

賃貸と購入のそれぞれのメリットとデメリット

賃貸のメリット・デメリット

【メリット】

  • いろんなところに気軽に住むことができる
  • 仕事や通学の状況に応じて臨機応変に対応できる
  • 修繕費や建物のメンテナンスの心配がいらない
  • 固定資産税などの税金がかからない

【デメリット】

  • 持ち家ではないので、内装や設備を自由に変えられない
  • 引っ越すごとに初期費用がかかる
  • 家賃を支払っても資産にならない
  • 保証会社や更新、原状回復など制約がある
  • 高齢になった場合の入居審査が難しい
  • 高齢になっても家賃は支払わなければならない

購入のメリット・デメリット

【メリット】

  • 自分の所有なので内装も設備も自由にできる
  • 腰をおちつける居場所ができる
  • 住宅ローンの返済が進むほど自分の資産になる
  • いざとなったら売却して換金できる

【デメリット】

  • 隣人トラブルや引越したいと思っても気軽にできない
  • 建物や設備のメンテナンスをしなくてはならない
  • 固定資産税や都市計画税等の税金がかかる
  • マンションの場合は組合に関与しなくてはならない
  • 住宅ローンの返済が長期間続く

どちらも一長一短はありますよね。賃貸は気楽な分、将来の収入や実家などの住まいの確保ができればいいですが、ない場合は苦労するかもしれないし、購入すれば住宅ローンの長期返済で縛られるけど、自分の資産につなげていくことができる。あなたはどちらの方に軍配が上がったでしょうか。

賃貸にかかるお金を考えてみよう

例えば、現在二人暮らしで家賃が13万円で5年間住んだ場合

13万円×12ヶ月×5年=780万円

賃貸の場合、2年ごとに更新料を払ったり、初期費用で礼金や仲介手数料、保証料などを支払うことが多いため、ざっくり5ヶ月分をこれにプラスすると合計して845万円になります。

例えば、平均して8万円の家賃に20年住んでいたとしたら、

8万円×12ヶ月×20年=1,920万円
※更新料や初期費用は含めず

20年くらいで考えると、小さめのマンションが購入できる金額になるので驚きです。多くの場合、実家から独立して家賃なり住宅ローンを払うなりする合計期間は、もっと多くの年数を要します。

賃料概算シートでシミュレーションしてみよう

大体の予測がつかめるように賃料概算シートを作成しました。


例えば、

25歳で7万円のマンションに一人暮らしをして4年住み、
収入も上がったので1DK10万円のマンションに引っ越し、
34歳で結婚をして2LDKのマンションに住み替えた場合、

トータルで約2,020万円となりました。

それだけでなく、子どもが産まれて家族が増えれば3LDKの間取りが必要になることもあるでしょう。ここ世田谷の3LDKの相場は、贅沢を言わなければ20万弱くらいで、分譲マンションで25万円前後、ハイグレードになると20万円~40万円のものもあります。生活スタイルや好みによっても違うので、まずは大まかな数字を把握してみるのが目的です。

無意識に過ごすのが一番もったいない

家賃って毎月欠かせない必要固定費なので無意識のうちに払っているけど、こうやって視覚化して『意識』することで気が付くこともおおいでしょう。つい私たちは目先の毎月の家計収支の1万円とかであくせくしたりするけれど、実は数千万単位のお金を無意識に使っていたとするなら・・・なんとももったいない気がします。

収入に困らなければ、家賃は気にする必要はないかもしれない。
経費計上が必要なら、家賃は気にする必要はないかもしれない。

そうでない場合、意識してみることで”今後どうするべきなのか”、””どの方向へ意識してシフトしていったらいいのか”次のステップにつなげるきっかけになる。そういった意味も含めていいタイミングになるでしょう。

賃料概算シートダウンロード(無料)

賃料概算のエクセルシートは無料でダウンロードいただけますが、パスワード発行にゲスト登録が必要です。ゲストページではその他に「マイホーム購入ガイド」の冊子がダウンロードできたり、その他のワークシートをダウンロードできたり、物件の閲覧や資料のダウンロードも可能になります。是非ご活用ください。

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今後の方向性を定める

上記の賃料概算シートを算出してみたり、奥様やご主人と相談したりして今後の方向性を定めてみるといいでしょう。もうしばらく賃貸のままでいくにしても、いずれは購入したいと思うなら、今から少しずつ頭金を貯めていったり、借入金がある場合(車のローンや分割・リボ払い等)は支払いを優先させたり、せっかく考えたなら次の行動につなげられるきっかけ作りにつながればと思います。

カーナビの場合、先に目的地を設定すれば、数あるルートの中から選ぶことができ、道案内をしてくれるように、自分の人生も先に「目的地」や「目標」を設定することで、道筋や方向性が決まります。

また家を購入する場合、今は頭金がなくても住宅ローンを組むことができるけれど、やはり頭金は準備しておいたほうがいいです。住宅ローンの金利優遇の度合いも違ってくるし、審査も通りやすくなるし、返済額も軽減できるだけでなく、将来住替えの必要がでてきたときに自分自身が助かることになります。

分からないことや聞きたいことがあれば、あなたに最適なヒントやアドバイスもいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

賃貸を選択したかたは、いろいろなお部屋やエリアに住んで満喫してください。きっと建物こと、いい部屋の定義、あなたなりの外せないポイントなど色々なことが分かってくると思います。

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