住宅ローンの審査に落ちても諦めるのは早いかも

気に入った物件がようやく見つかり、いよいよ住宅ローンの審査という段階。審査にドキドキしながらも、頭の中はワクワクと”部屋をどう使おう””家具の配置をどうしよう””荷物は収まりきるかな”・・・と次々に頭をよぎることでしょう。

それなのに、審査の承認が下りなかったら・・・。

テンションが一気に下がるだけでなく、ショックも相当なものでしょう。
もう家は諦めるしかないのでしょうか。

住宅ローンの審査に落ちてから、より高価格な新築戸建てを購入できたケース

Aさんはお子さん3人いる5人家族。
成長とともに子ども部屋も必要になり、3LDKの賃貸の家賃+駐車場はとても払えないため、学区内で予算におさまる一戸建を探していたそうです。

ある日、近所に中古戸建が販売されることになりました。

・駅から徒歩約20分
・土地は旗竿地。
・築25年ほどで価格は2600万円程。

ある程度のリフォームは必要な家だったそうです。

共働きだし、ネットでシミュレーションした借入可能額内だし、住宅ローンの審査は問題ないと思っていたそうですが、後日の審査結果は『不承認』だったそう。

住宅ローンの審査のポイント

「自分たちは一生家が買えないかも・・・」と落胆すること数年。目と鼻の先に新築の一戸建てが建築され始めました。

「ここを逃したら、もうチャンスはこないかも」
そんな思いで連絡をいただいたのでした。

新築戸建 4LDK 駐車場2台可 南西角地の好条件

価格をみてみると、前回購入しようとしていた物件よりも1,000万円高い。
だけど諦めきれない。

「何とかなりませんか?」

そんなご相談でした。

ペアローンだったら家計のやりくりも返済も大丈夫なはず。そう思っていたAさん。前回不承認だったこともあるし、原因を探ること、そして購入計画をたてるところからスタートしました。

審査が通らない原因を探る

住宅ローンの審査のポイントはいくつかあります。

前回は中古物件だったため、建物の評価が出なかったことも一つの可能性として考えられます。
・・・・ポイント①建物の評価が出ない

クレジットカードの使用状況や他の借入れ、キャッシング、滞納等を確認すると、車のローンが残っていることでした。
・・・・ポイント②他に借入れがあると融資額から差し引かれる

返済比率を見てみると31%という数字が出ました。
ペアローンで組んだとしてもギリギリな状態。
金融機関の審査金利によっては難しいという結果に。
・・・・ポイント③住宅ローンの審査金利の基準は各金融機関よって違う。

その他にも、これから3人の教育費も嵩むタイミングで家計がギリギリなこと、そして提出書類を確認させてもらったところ不備が見つかりました。
・・・・ポイント④家計の収支や提出書類も審査対象となる。

審査に通る資金計画表を作成

ペアローンでは恐らく無理という結果となり、発想は「どうやったら家計の負担も無理なく、たまには外食したり家族総出で出かけることができて、教育費も払えて購入できるか」という着地点に切り替えました。

ご主人単独で住宅ローンが通れば、奥様の収入は家計の補助や貯金、余暇にも回せ、繰上返済資金としてもプールしていくことができる。

逆算した結果、頭金の必要な金額、それから車のローンの繰り上げ返済が必須となりました。それがダメなら、諦めるか、提出書類が準備できる次のチャンスまで待つしかないと。。。

①親族からの住宅資金の援助を相談

当初はご両親からの援助は無理だし、負担はかけたくないというご意向でしたが、いざ相談してみたら、予想外にも協力していただけることとなりました。

しかも、必要額がピタリと援助(または借入)されることとなり、一つ目の関門は突破。また車の繰上返済もできることになったため、これで最低条件はクリアできました。

②収入に対する返済比率がオーバー気味の対策

それでも、返済比率はオーバー気味だったため、作成した資金計画表を必要書類をあわせて提出いただくことにしました。必要提出書類ではないものの、こちらで返済可能な根拠を示す性質のものです。

③銀行での対応にもコツがある

銀行もまとまった金額を貸し出すわけですから、やはり信用性を重視します。「本当に返済できるのか」と。相対取引の場合は、提出書類はもちろん大事ですが、事務的なやりとりの中でも、背景や会話の中で「おかしな点や違和感がないかどうか」とチェックされるはず。

そのため、対応のコツや本人から申し伝え方などをアドバイスしました。

無事ローンの審査の承認が下りる

実はAさんのご主人は「100%絶対無理」と端から諦めていたので、何度促しても物件の見学には来ようともしませんでした。審査の承認が下りたときき、慌てて見に行って喜んでいたこと、お子さんも「自分の部屋ができる!!」と喜んでいる姿はやはり嬉しいものです。

ご親族には負担をかけてしまったけれど(贈与税も非課税の効果はあり)、これまで支払っていた家賃よりも住宅ローンの返済額は抑えることができ、家計を圧迫することなくゆとりができ、今後、お子さまの成長に伴い奥様も仕事を増やしていく予定だそうで、暗い影を落としていた生活が明るくなりそうだとおっしゃってました。

銀行の担当者からは最後に「あの資金計画、よくできていました」と言われたので、やはりないよりはあったほうが効果的だと確信しました。

住宅ローンは準備と対策が大事

Aさんの場合は、頭金の援助とシンプルに整理したことが功を奏したのですが、解決策は人によって個別に異なります。ご主人が家族に内緒でキャッシングしていたケース、個人経営で節税対策のしすぎでダメだったケースなどもあります。

きちんと準備をせずに、いって申込みを相談することは、属性や収支などが確実な人なら問題ないですが、少しでも心配のある人は、事前に詳しい人に相談のってもらって、準備と整理してから足を運ぶほうが断然有利になると思います。

また、金融機関によっても条件や審査基準がマチマチのため、クライアントに合った金融機関を見つける、ということも重要なポイントとなるでしょう。

もし悩んでいらっしゃればご相談ください。
どうしても無理そうな場合、こうしたらいけるのではないか、ということはお力になれると思います。

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